環境省、(仮称)鹿角・田子風力発電構想に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2017.08.08
環境省は、青森県及び秋田県で計画されている「(仮称)鹿角・田子風力発電構想計画段階環境配慮書」について、平成29年8月8日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、日立造船(株)が、青森県三戸郡田子町及び秋田県鹿角市において、最大で総出力214,200kW(最大3,400kW×最大63基)の風力発電所を設置するもの。事業実施想定区域及び周辺には、十和田八幡平国立公園が存在するなど自然環境の保全上重要な地域である。また、同区域の近隣には複数の住居が存在している。今回の環境大臣意見では、1)複数の事業による累積的な影響を適切に予測及び評価すること、2)風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、必要に応じ、緑の回廊および同様の機能を持つ森林の分断を回避するとともに、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること、3)十和田八幡平国立公園からの眺望景観への影響を回避又は極力低減すること、等を求めている。
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