八都県市首脳会議、再商品化されたブラウン管式テレビ(ガラスカレット)のリサイクル体制の構築を経済産業省及び環境省に要望
発表日:2009.05.07
八都県市首脳会議(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市)は、再商品化されたブラウン管式テレビ(ガラスカレット)のリサイクル体制の構築を経済産業省及び環境省に要望すると発表した。現在、ブラウン管式テレビは、国内で製造されておらず、有害な鉛が含まれ他のガラスへの転用も技術的な課題が大きいこと等から、その大半が主にマレーシアやインドなどアジア諸国へ輸出されている。しかし、それらの地域でもブラウン管式テレビの生産量が減少しているため、新たなリサイクル先を確保しない限り、大量のガラスカレットが余剰となり、法律で定められた再商品化率を達成できなくなることが予想されるという。そこで今回の要望では、家電リサイクル法の適正な運用を図るために、国としてガラスカレットのリサイクル先を確保し、新たなリサイクル技術の確立を含めたリサイクル体制の構築を図る対策を講じるよう求めている。