（株）IHIは、タイにおいて、パイロットスケールのバイオジェット燃料製造プラント整備を開始すると発表した。この取組は、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の委託事業の一環で、平成24～28年度の要素技術開発の成果を活用し、展開するもの。今回、同社は神戸大学などと共に、バイオジェット燃料用微細藻類（ボツリオコッカス）を用いて、過年度に鹿児島県鹿児島市に設置した屋外培養設備（培養池面積：1,500m2）をスケールアップした10,000m2規模の培養池を含むプラントを整備する。プラントは、タイ資本の有力企業であるサイアム・セメント・グループ所有地に設置する計画で、安定的な長期連続運転や製造コストの低減などの実現可能性の検証などを実施するという。