環境省は、平成29年12月に実施した環境短観（環境経済観測調査）の速報値を公表した。同調査は、企業の環境ビジネスに対する認識や企業の供給する環境配慮型製品・サービスの業況等に関するもので、同省が半年ごとに実施しているもの。全国の資本金2,000万円以上の民間企業のうち、資本金、業種別の層化無作為抽出法により選定された11,715社を対象に調査を実施した。その結果、環境ビジネス全体の業況を示す指標（DI）は「19」となり、前回調査「19」と同様となり、好調さを維持していた、特に、地球温暖化対策分野の業況DIが「25」と引き続き好調であり、全体を牽引した。また、全ビジネスの業況DIは「23」と環境ビジネスと比べて高く、平成28年以降上昇傾向が続いていた。なお、確報値の公表は平成30年2月の予定。