新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、全固体リチウムイオン電池の研究開発プロジェクト（第2期）の概要を発表した。同プロジェクト（第1期）では、2013～2017年度にわたり、全固体リチウムイオン電池（LIB）の標準電池モデル（200 mAh級単層ラミネートセル）やモデルを用いた材料評価技術の開発などの取組が行われてきた。第2期は、第1期の成果を発展させ、電気自動車(EV)への搭載可否や量産プロセスへの適合性などの評価が可能な技術とするのがねらい。事業名は「先進・革新蓄電池材料評価技術開発（第2期）」で、事業総額100億円、実施期間2018～2022年度の予定。委託先は自動車・蓄電池・材料メーカー23社及び大学・公的研究機関15法人からなる「技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター（LIBTEC）」で、新たに自動車・二輪車メーカー4社、蓄電池メーカー5社、材料メーカー2社の参加が決まっており、大学・研究機関14法人も新たな委託先としてLIBTECと連携するという。