日本写真印刷(株)、色素増感太陽電池を島根県産業技術センターと共同開発
発表日:2009.09.14
日本写真印刷(株)は、島根県産業技術センター(SIIT)とともに、耐久性に優れた色素増感太陽電池(DSC)の開発に成功したと発表した。同社は、2008年11月より、SIITと共同でDSCの開発に着手。今回、SIITが開発した要素技術に同社の印刷技術を加えることで、量産可能なレベルへ製品を引き上げるとともに、同製品がもともと有していた優れた耐久性をさらにアップさせることに成功した。従来、色素増感太陽電池は耐久性が弱点とされていたが、同社らが今回開発した製品は、12cm角サブモジュールを用いた試験で実用可能な耐久性を達成。また、色素を選択することで多彩な色を見せることが可能というDSCの特長に同社の固有技術を融合させ、多色・シースルーなど色彩豊かな意匠表現が可能な太陽電池設計が容易となったという。同社は、2010年初めより、サンプル製品の出荷を開始する予定。
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