環境省は、建設リサイクル法に係るフロン排出抑制法の遵守状況等の確認結果を公表した。同省は、建設リサイクル法に基づく分別解体及び再資源化等の適正な実施の確保を目的に、各都道府県において、令和元年6月及び10月に全国一斉パトロールを実施した。また、業務用冷凍空調機器（第一種特定製品）が設置されている建築物その他工作物の解体現場におけるフロン排出抑制法の遵守状況の確認や各関係者に対する同法の周知を実施し、その結果を取りまとめた。実施結果は、1)現地調査件数：6月1,954件、10月1,827件、2)業務用冷凍空調機器の設置が確認された件数：6月152件、10月146件、3)同法に基づく指導等が行われた件数：6月41件、10月38件であった。同省では、令和2年4月の改正フロン排出抑制法の施行により機器廃棄の際のフロン回収について都道府県による指導監督が強化されることも踏まえ、引き続き、関係省庁、各都道府県と連携しながら、同法の遵守及び周知徹底に取り組んでいくという。