環境省など、令和2年度シマフクロウ標識調査の実施結果を公表
発表日:2020.07.08
釧路自然環境事務所は、令和2年度シマフクロウ標識調査の実施結果を公表した(調査期間:令和2年5月18日~6月24日)。シマフクロウは、北海道の道東を中心に生息している絶滅危惧種であり、国により「シマフクロウ保護増殖事業計画(平成5年11月26日策定)」が策定され保護が図られている。同調査では、保護増殖事業の一環として毎年春に標識調査を行い、個体識別、性別、来歴等の個体情報の収集、繁殖状況の把握等を行っている。今年度の調査を実施した結果、23巣で29羽のヒナに標識を装着した。累積の標識個体数は621羽である。シマフクロウは現在、72つがい、165羽(平成29年度の確認個体数=つがい(72つがい)×2+平成29年度の標識ヒナ数)が確認されているという。
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