野鳥の会、豊田市の指定管理施設における環境保全活動の成果を紹介
発表日:2020.10.09
(公財)日本野鳥の会は、同会が指定管理者として管理運営を行う豊田市自然観察の森(愛知県豊田市)で、16年ぶりに猛禽類「サシバ」の営巣を確認した。同施設は市民が身近な自然について考える場所として1990年6月に環境省の指導・補助を受けて開設された。2003年度には周辺の里山(124.5ha)が管理地に含まれ、指定管理者となった日本野鳥の会は、新たに管理地となった里山において、サシバを保全目標種とした里山保全事業「サシバのすめる森づくり」を2005年に開始した。この事業では、サシバの餌となるカエル等を増やすため、カエルの産卵場所になるように休耕田整備などを行っている。2020年6月、管理地内でサシバのペアが2羽のヒナを育てているのが確認された。一旦繁殖が途絶えて後に環境保全活動により復活したのは、全国的にも珍しい例であり、これまでの環境保全活動の成果 といえるという。
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