日本自然保護協会、イヌワシ保護の取組と成果を紹介
発表日:2021.01.04
(公財)日本自然保護協会は、絶滅の危機にあるイヌワシの生息環境を改善する取組とその成果を紹介した。同会は総合事務局として、地域住民による組織、林野庁関東森林管理局と協働し、群馬県みなかみ町北部の国有林(以下、「赤谷(あかや)の森」)を対象に、生物多様性復元と持続的な地域づくりを進める取組「三国山地/赤谷川・生物多様性復元計画(呼称:赤谷プロジェクト)」を展開している。2014年からはスギ人工林(1km四方)を伐採し、イヌワシが狩りをする場所の創出を試験的に行っている。実際に、伐採地上空でイヌワシの狩りに関する行動は増加傾向にあり、さらに3年ぶりの繁殖成功も確認された。伐採地の創出が繁殖成功に貢献していると考えられ、現在、試験結果の取りまとめと、次の5年間の計画策定を進めているという。
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