日本自然保護協会、三菱地所&みなかみ町と生物多様性「定量評価」に挑戦
発表日:2023.03.13
(公財)日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、2023年2月27日、三菱地所(株)、群馬県みなかみ町との3者で10年間の連携協定を締結した。これまでNACS-Jは、みなかみ町で赤谷プロジェクトなどさまざまな生物多様性保全の活動を進めてきた。そのみなかみ町を舞台に、長年会員として連携する三菱地所も含めた3者で、ネイチャーポジティブな社会の実現を目指す。さらに、国連環境計画でもその重要性が訴えられている「NbS(Nature-based Solutions、自然に根差した解決策)」の実践、生物多様性の定量的な評価にも挑む。世界では生物多様性の損失が止まらず、今後10年で最も急速に悪化するリスクのひとつといわれる中、生物多様性保全へ大規模な資金動員が求められているという。そんな中、資金面からも影響力としても、企業の生物多様性保全に対する役割が非常に注目されている。この取組みでは、三菱地所が、企業版ふるさと納税制度(正式名称:地方創生応援税制)を活用し、協定期間内に、みなかみ町に6億円の寄付を予定している。日本から生物多様性保全を前進させる大規模な取組みとなるという。
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