環境省と農林水産省、気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)及び京都議定書第5回締約国会合(COP/MOP5)の結果を公表
発表日:2009.12.21
環境省と農林水産省は、平成21年12月7日から19日までデンマークのコペンハーゲンで開催された「気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)」及び「京都議定書第5回締約国会合(COP/MOP5)」の結果を公表した。同会合では、前半の事務レベルの特別作業部会での議論や、閣僚レベルでの協議等を経て、17日夜から18 日深夜にかけて首脳による協議・交渉が行われた。26か国・機関の首脳レベルの協議・交渉の結果、世界全体としての長期目標として産業化以前からの気温上昇を2度以内に抑えることなどを目指す「コペンハーゲン合意」が作成された。その後19 日未明にかけて、「コペンハーゲン合意」をCOP全体会合にかけたところ、先進国、島嶼国、LDCを含めほぼ全ての国が賛同し、その採択を求めたが、数ヶ国(ベネズエラ、キューバ、ボリビア、スーダンほか)が、作成過程が不透明であったことを理由に採択に反対したため、「条約締約国会議として同合意に留意する」ことが決定された。