経済産業省は、「新成長戦略（基本方針）～輝きのある日本へ～」を公表した。この基本方針は、同省による「成長戦略検討会議」での議論を土台に、政府全体の方針として策定され、平成21年12月30日に閣議決定されたもの。同資料では、「グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略」をはじめ、6つの戦略分野が示され、環境・エネルギー分野では、2020年までの目標として「新規市場50兆円超」「新規雇用140万人」「日本の技術で世界の温室効果ガス排出量を13億トン削減」が掲げられている。今後、同方針に沿って、平成22年初めから「肉付け」の作業が行われ、平成22年6月初めを目途に「成長戦略実行計画」（工程表）を含めた「成長戦略」のとりまとめが行われる予定。同省では今回、「工程表」のたたき台として、日本型低炭素社会の構築イメージ（くらし、動力・産業、まちづくりの施策展開）を作成し、併せて公表した。