滋賀県立公文書館、企画展「琵琶湖干拓物語-消えゆく内湖と新たな大地-」を開催
発表日:2021.08.02
滋賀県は、滋賀県立公文書館(大津市)において、第6回企画展示「琵琶湖干拓物語―消えゆく内湖と新たな大地―」を開催する(開催期間:令和3年8月2日~10月28日)。内湖とは、湖の湖岸の陸側に存在する小さい湖沼の総称。水深が1~2mと非常に浅いという特徴を持ち、本来は琵琶湖の一部であった水域が、土砂等によって琵琶湖と隔てられ、独立した水塊となったが、水路等で琵琶湖との水系がつながったままの水域とされている。昨年度同館では、昭和戦後期の文書3,774冊を新たに受け入れており、その中には、琵琶湖の内湖干拓の歴史を示す資料も多数含まれていた。戦前には、40あまりの内湖があったが、これらの内湖は耕地への転用のため次第に干拓されていき、多くの内湖がその姿を消した歴史がある。この企画展は、滋賀県歴史公文書等(22点)とパネル展示により、なぜ大規模な干拓が推し進められたのか、干拓により内湖の姿がどう変化したのか、新しい大地にはどのような人々が移り住んだのかなど、内湖干拓の歴史を振り返ることができる内容となっているという。
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