ミズノ（株）は、100％リサイクル紙を使用したシューズボックス（梱包箱）を2021年11月から順次導入すると発表した。同社は1991年から、宇宙船地球号の乗組員（Crew）としての役割を果たすという思いを込めた、独自の環境保全プロジェクトに取り組んできた。これまで継続的に、GHG排出量の削減をはじめ、環境に配慮した素材や製造工程を採用するといった製品企画などに取り組んできた。今回、資源と環境の保全活動の一環として、主力商品カテゴリーのひとつであり、グローバルな販売が行われている「シューズ」のパッケージ素材を変更し、CO2排出量を年間約160トン削減する（同社試算値）。同社は2050年のカーボンニュートラル実現（企業活動におけるGHG排出実質ゼロ）に向けて活動を推進している。また、既存プロジェクトを社会的・経済的な領域に拡げる取組に着手している。既存の取組実績を踏まえつつ、グループ全体でサステナビリティを追求する「MIZUNO CREW 21」を立上げ、持続可能な社会を次世代につなぐ誓いを謳ったロゴを刷新し、新たなフェーズへの移行を具現化している。