環境省、拡大続ける「西之島」の総合学術調査報告会を開催(2月3日)
発表日:2022.01.27
環境省は、令和3年度西之島総合学術調査報告会を開催する(開催日:令和4年2月3日、開催方法:YouTubeによるライブ配信)。西之島は小笠原諸島にある無人の火山島で、父島の西北西約130キロメートルに位置する孤立性が高い海洋島であり、極めて人為的影響の少ない自然環境が存在している。同省では、平成25年以降の火山活動の影響を受けた西之島の状況を把握するため、令和元年に西之島に上陸し、鳥類・昆虫・植物等に関する調査を実施した。しかし、令和元年12月以降の火山活動により、生態系が維持されていた旧島の全てが溶岩又は火山灰に覆われ、溶岩による新たな大地が形成された。原生状態の生態系がどのように遷移していくのかを確認することができる世界に類のない科学的価値を有する西之島の適切な保全に向けて、同省は令和3年に2回(7月と9月)にドローン等を用いて陸域と海域の現状を確認する調査を行った。今回の報告会では、陸上生物と海洋生物について調査後のデータ解析を踏まえた最新の西之島の様子を報告するという。
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