政府、熱中症対策行動計画を改訂・熱中症による死亡者数ゼロに向けて
発表日:2022.04.14
環境省は、政府が開催した「熱中症対策推進会議」において「熱中症対策行動計画」を改定したことを紹介した。近年、気候変動の影響もあり、熱中症による救急搬送人員、死亡者数は高い水準で推移しており、国民生活に深刻な影響を及ぼしている。令和3年の熱中症による死亡者数は、8月中旬の気温が低かったこともあり、701人(概数)と中期的な目標である年1,000 人を下回ったものの、顕著な減少傾向に転じたとは言えず、むしろ地球温暖化の進行を考慮すれば、今後更に増加することが懸念される。また、令和3年にカナダで発生した熱波のような顕著な高温も懸念される。政府は、環境大臣を議長、環境副大臣を副議長、関係府省庁の担当部局長を構成員とする「熱中症対策推進会議」を令和4年4月13 日に開催した。令和3年3月に策定した「熱中症対策行動計画」を改定し、中期的な目標として、熱中症による死亡者数ゼロに向けて、2030年までの間、死亡者数が年1,000人を超えないようにすることを目指す。また、令和4年度は「熱中症警戒アラート」などに基づき、国民、事業所、関係団体などによる適切な熱中症予防行動のより一層の定着を目指すという。
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