三菱重工業(株)、バーレーンの石油化学会社にCO2回収技術を供与、回収能力は世界最大級の450トン/日
発表日:2007.12.20
三菱重工業(株)は、バーレーンの石油化学会社であるガルフ・ペトロケミカル・インダストリーズ社(GPIC)に、二酸化炭素(CO2)回収技術を供与すると発表した。これは、既設の石油化学プラントから放出される燃焼排ガスに含まれるCO2を回収し、尿素およびメタノール増産用に利用するもので、CO2回収能力は世界最大級の450トン/日。CO2回収プラントの完成は2010年1月の予定という。同社のCO2回収技術は、関西電力(株)と共同開発したもので、他の方式に比べエネルギー消費量が大幅に少ないのが特徴。同社では今後、生産性が落ちた油層にCO2を圧入して生産増加をはかる原油の三次回収用途(EOR)などの分野に対しても、積極的にCO2回収技術を活用していくという。
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