第4次G20海洋プラスチックごみ対策報告書を公表 環境省
発表日:2022.11.11
環境省は、G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組に基づく、第4次G20海洋プラスチックごみ対策報告書を公表した。2019年6月のG20大阪サミットで、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が共有された。その実現に向け、「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」で、各国が対策について情報共有し、相互学習による効果的な対策のため、「G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組」が採択された。令和3年7月に開催されたG20環境大臣会議にあわせ、今回、議長国インドネシアのイニシアティブの下、同報告書が取りまとめられた。同報告書は、全36か国が報告(G20:16か国、G20以外:20か国)、8の国際機関・NGOが参加し、31カ国が国家行動計画策定済、21カ国が取組の進捗を測る指標を設定。課題として、リサイクルシステムの改善、適切な廃棄物処理、データ収集、普及啓発、廃棄物処理や技術革新への経済的インセンティブの欠如、新型コロナウィルスの感染拡大による事業の遅延等が示されている。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS