宜野湾市議会、国へPFOS/PFOA汚染対策を求める
発表日:2022.11.25
沖縄県宜野湾市議会は、内閣総理大臣、環境大臣、防衛大臣、厚生労働大臣、沖縄及び北方対策担当大臣宛に「有機フッ素化合物PFOS及びPFOA汚染の対策を求める意見書」を提出した。令和4年8月15日に、宜野湾市内の市民団体(宜野湾ちゅら水会)が普天間基地に隣接する小学校の土壌調査を実施した。調査の結果、土壌を採取した3か所のうち2か所から高濃度のPFOS及びPFOAが検出された。PFOS及びPFOAの基準について、環境省は令和2年に水質調査に関する暫定指針値を1リットルあたりPFOSとPFOAの合計50ナノグラムとしているが、土壌や血中濃度などに関する基準値は定めていない。同市議会は、PFOS及びPFOAが検出された原因は米軍基地が汚染源という蓋然性も考えられ、子どもたちへの安心・安全のためには早急に土壌基準を設定する必要があるという考えの元、意見書の提出に至った。1)国による土壌のPFOS及びPFOAに関する基準を早急に定めること、2)起因確認のため、米軍基地への立入調査を求めることの2点を求めている。
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