東京都は、東京における気候変動対策の成果と展開を発表した。これは、我が国初のキャップ＆トレード制度である「総量削減義務と排出量取引制度」の実施にあたり、「東京都気候変動対策方針」に基づき進めてきた取組の成果を確認するとともに、世界の気候変動対策の現状に対する認識を示し、東京都の今後の施策展開の方向と我が国全体の対策強化に関する提言を概括的に示すもの。その内容は、1）「東京都気候変動対策方針」策定以降の5つの成果、2）世界の気候変動対策をめぐる状況、3）各分野の気候変動対策の着実な推進、4）我が国の気候変動対策の強化のために、5）東京の気候変動対策のさらなる展開、で構成されている。東京都は、この「成果と展開」を踏まえ、東京の企業、都民、NGOなどとともに、引き続き、積極的に気候変動対策に取り組んでいくという。