沖縄・金武浄水場における「有機フッ素化合物(PFOS+PFOA)」検出状況
発表日:2023.01.25
沖縄県金武町(きんちょう)は、金武浄水場における有機フッ素化合物(PFAS、ピーファス)の検出状況を公表した。PFASは4700種類以上の人工的に合成された有機フッ素化合物群の総称。PFOSやPFOAなどが知られており、難分解性や生物蓄積等が問題視され、世界的に規制強化が進んでいる。地下水を水源としてきた金武町では、水道水から国の暫定目標値を超えるPFASが検出され、一部地下水の取水を停止していた。2022年5月から同町は浄水場の濾過池に活性炭を投入。その後、PFASの低減を確認するため検出状況をモニタリングしてきた。今回、2023年1月11日の検出状況を公表した。地下水源は120ng/Lと依然高い濃度であったが、浄水場に活性炭を投入したことで、水道水(金武ポンプ場内)では1ng/Lと安定的な水質維持を確認した。一方、令和5年2月より金武地区・並里地区の水道において地下水の取水を停止し、北部ダムを水源とする県企業局の水を全面的に供給することが決まっており、採水調査は今回の調査を最後に終了するという。
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