〈PFAS〉岡山・吉備中央町、家庭の水質検査料金を一部負担
発表日:2024.01.05
岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS、ピーファス)が検出された問題で、同町は家庭や事業所の蛇口から出る水について水質検査の希望者へ検査料金を一部負担することとした。PFASはフライパンや食品の包み紙など身近なものに使われてきたが、体に蓄積することから有害性が指摘されており、現在、国内で製造禁止となっている。曝露した動物の胎児に影響を及ぼすことなどの報告もある。2023年10月、同町円城浄水場(=えんじょうじょうすいじょう)において暫定目標値の1リットル当たり50ナノグラムを大きく超える1,400ナノグラムのPFASが検出されていた。円城浄水場から給水する世帯は522世帯(約1,000人)に及ぶ。町は飲用制限を出し水道水の飲用を控えるよう呼びかけ、給水所を設置した。活性炭及びろ過砂の入替、排水池・調圧槽の清掃等の対策を施し、11月22日に制限を解除している。一方で住民などからの不安の声もあり、今回、希望者に検査費用のうち36,000円を補助すると発表した。検査負担金30,000円になる。申し込みは同町水道課(0866-56-7134)。
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