調味料で初!半田市とミツカン、ペットボトルの水平リサイクルで協定
発表日:2023.06.28
愛知県半田市は、同市に本社を置く調味料メーカーの(株)Mizkan(以下、ミツカン)と「資源循環型社会の実現に向けたペットボトルの水平リサイクルに関する協定書」を締結した(締結日:令和5年6月28日)。ミツカンの調味料と言えば「酢」や「ポン酢」などビンのイメージがあるが、数ある商品の中には「ほんてり」をはじめとしたペットボトル製品も多くある。近年、環境への配慮や資源を有効活用するという観点から、プラスチック資源の循環を促進する動きがますます活発化しており、2022年4月にはプラスチック資源循環法も施行された。日本では使用済みペットボトルのリサイクル率は86%と高いが、その多くがペットボトル以外のシートや繊維にリサイクルされ、使用後は焼却処分となるかリサイクルしたとしても数回でリサイクルの循環が止まってしまう状況にある。一方、ペットボトルにリサイクルされれば、繰り返し何度もリサイクルが可能となる(=ボトルtoボトル、水平リサイクル)。サントリーや伊藤園など各社は自治体との協定を締結し、水平リサイクルの取り組みを推進していた。今回、調味料メーカーと初めて自治体がリサイクルペットボトルに関する協定を締結する。同協定により、半田市において排出・回収される使用済みペットボトルを水平リサイクルとして繰り返しリサイクルすることが可能になる。ミツカンでは、このリサイクルペットボトルを一部商品に使用していくという。
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