環境省は、ドイツ連邦共和国経済・気候保護省との共催で開催された「炭素市場プラットフォーム第8回戦略対話」の成果を公表した（開催日：令和5年10月23日、24日）。炭素市場プラットフォームは、2015年のG7エルマウ・サミット首脳宣言に基づき、炭素市場に関する戦略的な対話の場として設立されたもの。第1回戦略対話は、2016年に当時のG7議長国であった日本がドイツ連邦共和国との共同議長として東京で開催。それ以降、G7議長国が持ち回りで開催している。今回、令和5年のG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合で策定、広島サミットで承認された「質の高い炭素市場の原則」を踏まえ、市場の相互作用と環境十全性、自主的な炭素市場での十全性の向上、パリ協定6条の実施とNDCの野心向上の3つの議題について、取組事例の共有及び意見交換を行った。