宮崎県、港湾脱炭素化を推進 ~カーボンニュートラルポートを形成~
発表日:2023.12.05
宮崎県は、県内3カ所を対象として「港湾の脱炭素化」を推進すると発表した。港湾は、国際サプライチェーンの拠点であり、多くの企業が立地する臨海部産業の拠点、エネルギーの一大消費地である。これに対し、脱炭素化に取り組む荷主企業等のニーズへの対応や、CO2排出のエネルギー転換等に貢献する役割が求められており、国土交通省では、港湾における脱炭素化の取組を推進し、産業や港湾の競争力強化と脱炭素社会の実現に貢献するとしている。今回、県内3箇所の港の脱炭素化を推進するとしている。「細島湊(日向市)」は、東九州の物流拠点として同県を支える。「宮崎港(宮崎市)」は、南九州の物流拠点として、主要産業である農畜産品を大都市圏へ提供する。「油津港(日南市)」は、県南地域の物流拠点として、大都市圏やアジアとの海の玄関口という特徴があり、それぞれが重要な役割を担っている。同県は、「宮崎県環境基本計画」を策定し脱炭素社会等の実現に向けた取組を進めるとしており、県内重要港湾において、カーボンニュートラルポート(CNP)を形成し港湾脱炭素化を推進、その実現に貢献するという。
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