鹿児島県など、畜産由来CO2削減プロジェクトを始動
発表日:2024.04.02
鹿児島県と味の素は、畜産における温室効果ガス削減と産業振興促進のため連携協定を締結した。世界的な人口増加に伴い、牛肉や生乳の需要が増え、牛の生産に伴うGHG排出が地球温暖化の原因として問題視されている。同県は肉用牛の飼養数が全国トップで、畜産からのGHG排出が県の総排出量の約2割を占め、その6割が牛由来という課題がある。味の素は「AjiPro®-L(牛用アミノ酸リジン製剤)」を活用したソリューションを提供し、同県や地域の畜産関連団体と協力、GHG排出の削減と畜産業の収益改善を目指す。乳用牛では余分な飼料を削減し、アミノ酸バランスを整え、飼料コストを削減し、乳量維持と、GHG排出削減が期待されている。また、肉用牛では、リジンを補うことで、肉の生産性が向上、肥育日数の短縮や枝肉重量の増加による、GHG排出と生産コストを低減するという。同県は今後、全国に先駆けてGHG削減の取組進め、畜産王国、「和牛日本一 鹿児島」の価値をさらに高め、畜産業の「稼ぐ力」の向上につなげていくとしている。
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