北海道電力、北海道三井化学、IHI、丸紅、三井物産、および苫小牧埠頭の6社は、苫小牧地域を拠点としたアンモニアサプライチェーンの構築を共同検討すると発表した。6社は今後、海外で製造したアンモニアの苫小牧地域での受入・貯蔵・供給拠点の整備に関する検討と、同地域を起点とした北日本広域圏でのアンモニア利活用先拡大に向けた調査に取り組む。アンモニアは、既存の生産・輸送・貯蔵技術が確立されており、水素のキャリアとして有望視されており、脱炭素化に貢献している。苫小牧地域は、設備設置が可能な広大な用地があり、将来的な需要に対応する潜在増力を持つ。また、CCS事業や水素サプライチェーン構築に関する検討など脱炭素化の取り組みも進められており、ゼロカーボンシティ実現に向けた取り組み強化が期待されている。