東京湾のマイクロプラスチック:海洋大、総量推定に初成功
発表日:2024.09.06
東京海洋大学・荒川教授らの研究グループは、東京湾のマイクロプラスチック(MP)濃度を海面および海水中で測定し、湾奥および湾内のフロント形成域でMPの分布が著しく高いことを明らかにした。また、東京湾に存在するMPの総量を初めて推定することに成功し、その総量は約25立方メートル(トン)と見積もられた。この研究は、海面に浮いている比較的大きなMP(LMP)だけでなく、微細なMP(SMP)の濃度分布と総量を明らかにしたものである。研究成果は、2024年8月30日に国際科学誌「Marine Pollution Bulletin」のオンライン版で公開された。今回の成果は、マイクロプラスチックの海域での挙動や収支の解明に貢献し、今後の海洋環境保護に重要な情報を提供するものである。
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