パナソニックHD、2027年より海洋生分解性ペレットを拡販
発表日:2025.01.08
パナソニックホールディングスは、海洋生分解性の植物由来樹脂にセルロースファイバーを高濃度に混ぜ込む技術を開発し、海洋環境で完全生分解性を有する成形材料を開発した。──新たな成形材料は、バイオマス度が100%であり、耐久性用途に使用されるポリプロピレンと同等の強度を持つ。また、従来製品と同様に、着色自由性が高い白色の樹脂ペレット化に成功しており、素材そのものを褐色化させることも可能である。さらに、日本バイオプラスチック協会が認証する「海洋生分解性バイオマスプラ」マークを取得している。──パナソニックは、2015年から石油由来の樹脂量を減らす研究開発を進めており、新製品はその延長線上にある。2027年に海洋生分解性ペレットの販売を開始し、家電筐体や車載機構部材、高強度とデザイン性を活かした大物家電外装や美容家電、服飾衣料品や日用品、飲料・食品容器等への展開を進めていくという。
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