メダカは気候適応研究のモデル生物として有力
発表日:2026.01.14
琉球大学は、日本のメダカ種群(キタノメダカおよびミナミメダカ)について、気候環境の異なる地域に分布する野生集団の繁殖特性を比較した。繁殖期における加入期間(新たに生まれた個体が集団に加わる期間)と産卵数を詳細に調べ、特に高緯度地域における繁殖特性の特徴を整理している(掲載誌:Population Ecology)。
本研究では、沖縄から青森まで日本列島6地点の野生集団を対象に、メス個体の生殖巣重量の季節変化と体長組成を調べ、若魚の出現時期を基に加入期間を推定した。加えて、繁殖期における産卵数を体長の影響で補正し、集団間で比較した。その結果、青森を含む高緯度地域の集団では、生殖巣重量の季節変化が大きく、若魚の出現が集中する傾向が確認された。年間を通じた加入期間は、沖縄など低緯度地域に比べて短いことが示された。また、種の違いとは無関係に、高緯度地域の集団ほど、個体サイズに対する産卵数が多い傾向が観察された。。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS