三菱化学（株）は、タイ王国の科学技術省国立イノベーション機構（NIA）が進めているバイオポリマー普及プロジェクトの一環として、PTT社（本社：タイ）及びサメット海洋国立公園と提携し、生分解性樹脂普及プログラムの支援を実施すると発表した。タイでは、次世代技術としてバイオ技術の振興が進めてられており、すでにバイオ燃料、バイオポリマー等を普及すべく様々なプロジェクトが立ち上がっている。こうしたプロジェクトの一環として、今回のプログラムでは、生活ゴミによる環境問題が深刻化している同国サメットソンクラーム県（サメット島）において、同社の生分解性樹脂を使用したゴミ袋を使用し、飲食業や家庭の有機廃棄物を効率的に収集するとともに、堆肥製造設備を設置し、収集した有機廃棄物を堆肥に変えることで、ゴミの量を減らし、有効活用するという。