（株）ＧＳユアサ、三菱商事（株）、三菱自動車工業（株）、（株）リチウムエナジー　ジャパンの4社は、2011年1月26日より、京都市内の「ローソン吉祥院里南店」で「電気自動車（EV）用リチウムイオン電池2次利用事業開発のための実証試験」を開始すると発表した。この実証試験は、EVに搭載されているリチウムイオン電池のリユース（2次利用）に関する日本初のモデルケースとして、ＧＳユアサが開発した「PV－EVシステム」を活用して行われる。同システムは、太陽光発電による電力をリチウムイオン電池に貯蔵し、その電力でEVを急速充電するというもの。今回、その実用性や、リチウムイオン電池のリユース品の技術的特性、太陽電池で発電した電力のEVへの充電効率などを確認する。4社は1年をめどに実証試験の成果を精査し、リチウムイオン電池のリユース品活用によるエネルギーコストの低減と電池資源の有効利用を通じた環境負荷低減の効果をモニタリングしていくという。