岩手県、県有林オフセット・クレジット(J-VER)プロジェクトを実施
発表日:2011.05.30
岩手県は、同県の県有林における森林吸収量取引プロジェクトが、環境省が運営する排出量取引制度(J-VER)に認証されたと発表した。J-VER制度は、同省が地球温暖化対策の一つとして推進している制度で、国内の温室効果ガスの排出削減・吸収量を、自主的なカーボン・オフセット用のクレジットとして認証するもの。今回、県有模範林・大志田事業区(盛岡市綱取ダムの上流の水源地域:58ha)及び生出事業区(陸前高田市矢作川の上流の水源地域:49ha)において、平成20、21年度に間伐を行ったことで吸収・固定された二酸化炭素(CO2)吸収量(1,469t-CO2)について、J-VERの認証を取得した。これは、都道府県県有(営)林としては、全国で3番目の認証取得となる。同県では今後、この認証取得により発行される「岩手県県有林J-VER」を、広く県内外のカーボン・オフセットによる環境貢献への取組みを検討している企業等に向けて、販売していくという。
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