NEDOは、アラブ首長国連邦（UAE）・アブダビ首長国で「太陽熱冷房実証事業」の実施可能性調査（FS）を実施すると発表した。同事業は、日照時間が長いアブダビ首長国のマスダールシティにおいて、太陽熱集熱器及び三重効用吸収式冷凍機からなる高効率な太陽熱冷房の技術実証を行うもの。アブダビ首長国では、急増する電力需要に対応するため、2020年の電力需要の7%を再生可能エネルギーでまかなう目標を立ており、太陽エネルギーやその他の再生可能エネルギー、省エネルギー技術を利用して世界初のゼロ・カーボン、ゼロ・エミッションの環境都市「マスダールシティ」実現を目指している。今回、NEDOでは、（株）日立プラントテクノロジーと日立アプライアンス（株）のグループに委託し、同事業の実施可能性調査（FS）を実施する。今後、FSの結果を踏まえた事業化評価を経て、実証事業のより具体的内容を決定するという。