環境省は、平成23年度「オゾン層保護対策推進月間」（平成23年9月1日～9月30日）の取組を発表した。オゾン層は、太陽光からの有害な紫外線を吸収して、地球上の生命を守っているが、フロン類はこのオゾン層を破壊し、なおかつ地球温暖化も促進してしまう化学物質である。「オゾン層保護対策推進月間」は、オゾン層保護対策への協力と理解の浸透、取組の促進を目的に、1987年9月に「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択されたことにちなんで、毎年9月1日～9月30日の1か月間に設定されているもの。今年度も、国や地方公共団体等により、オゾン層保護・フロン等対策に関する啓発活動（ポスター・パンフレット・ホームページ等）が、集中的に実施される。また、同省では、日刊工業新聞社主催の「第14回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」を後援し、フロン等対策を通じ、オゾン層保護や地球温暖化防止に顕著な功績を挙げた団体・企業等に環境大臣賞を贈賞する予定という。