新日鉄エンジニアリング(株)、岩手県釜石市から災害廃棄物溶融処理委託業務を受注
発表日:2011.10.06
新日鉄エンジニアリング(株)は、岩手県釜石市から災害廃棄物溶融処理委託業務を受注したと発表した。これは、東日本大震災で発生したがれき処理の一環として、同市栗林町の釜石市旧清掃工場を再稼働させ、市内の仮置き場等で破砕・選別された災害廃棄物を溶融処理するもの。同施設は、同社のシャフト炉式ガス化溶融炉1号機として昭和54年に稼働開始して以来、約31年間にわたって安定稼働を続け、同市のごみ処理に貢献してきたが、岩手沿岸南部広域環境組合により建設された同方式の新炉が稼動したことにより、昨年12月に稼働を停止していた。今回、同委託業務を受注し、これを完遂させるため、安全の確保と必要な機能の回復を図り、再稼動させることとなった。なお、同炉の再稼働によって、平成25年度末までに約6万トンの災害廃棄物の処理を見込んでいるという。同社は、今後本格化する災害廃棄物処理全体を適正かつ円滑に進めるために、試行事業の処理進捗を参考にしつつ、関係各位との連携を十分に図ることによって、釜石市の復興が一日も早く成し遂げられるよう貢献していく。
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