(独)国立環境研究所、研究情報誌「環境儀」第42号「環境研究 for Asia/in Asia/with Asia-持続可能なアジアに向けて」を刊行
発表日:2011.11.08
(独)国立環境研究所は、同研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第42号「環境研究 for Asia/in Asia/with Asia-持続可能なアジアに向けて」を刊行した。アジアの多くの国や地域では、急速な経済発展とともに、日本が高度成長期から今日に至るまでに経験してきた大気汚染、水質汚濁、廃棄物の問題、化学物質の問題、自然破壊などの問題が同時に深刻化しており、これらの問題を解決しつつ、持続可能な社会を実現することが課題となっている。同研究所では、1990年よりアジア研究が本格的にスタートし、アジアを対象・フィールドとした研究、そしてアジアの研究機関等を共同研究のパートナーとした環境研究を進めてきた。今号では、アジア研究の経緯とともに、国境を越えた東アジアの広域大気汚染に関する研究、アジアの水環境を人工衛星、数値モデル、地上観測を合わせて把握する研究、メコン流域の生態系(特に淡水魚)に対するダムの影響評価に関する研究等の成果を紹介している。