環境省、松之山温泉における温泉発電設備の試験運転を開始
発表日:2011.12.12
環境省は、松之山温泉における温泉発電設備の試験運転を開始すると発表した。温泉発電は、湧出温度約70~120℃の高温温泉において、温泉熱を大気中に放散させる等により、温泉の温度を低下させてから浴用等に利用する際の温度差エネルギーを有効活用して発電を行うもの。今回、地熱発電のひとつである温泉発電の普及に向けて、温泉や電力系統に影響を及ぼさない温泉発電システムの実用機を開発し、新潟県十日町市松之山温泉(温度:97℃)において実証試験を行う。なお、今回の試験運転で導入する温泉発電システムは、水より低い沸点を持つ媒体を温泉の熱で沸騰させ、その蒸気でタービン発電機を回して発電するバイナリー発電システムで、100℃以下の温泉熱を利用する同システムとしては、我が国初の実用レベルでの試験運転となるという。
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