NEDO、フランス・リヨン再開発地区でスマートコミュニティ実証事業を実施
発表日:2011.12.15
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、フランス・リヨン再開発地区でスマートコミュニティ実証事業を実施すると発表した。この実証事業は、フランス第二の都市であるリヨン市において、NEDOとリヨン市が共同で実施するもので、以下の4つの構成要素を持っている。1)エネルギー効率化と再生可能エネルギー利用に関するモデル建築(ポジティブ・エナジー・ビルディング)の開発(BEMS、HEMS、太陽光発電、燃料電池、コージェネレーション等の技術の導入)、2) 太陽光発電を活用した、電気自動車(EV)充電・カーシェアリングシステムの展開、3)住民によるエネルギー管理を支援する、家庭内消費電力の「見える化」システムの導入、4)実証事業全体のエネルギー消費量を管理するCMS(コミュニティマネジメントシステム)の立ち上げ。今回、NEDOは、グランドリヨン共同体(リヨン市と周辺市町村を含む広域自治体)との間の正式な協力関係を結ぶとともに、(株)東芝および東芝ソリューション(株)を実証事業の委託先として採択した。実証期間は、2012年1月から2016年3月まで。