環境省は、平成24年3月29日（木）から30日（金）までパリのOECD本部で開催された「OECD環境大臣会合」の結果を公表した。同会合には、OECD加盟国34か国の他、OECD加盟を目指しているロシアや、中国、インドネシア、ブラジルなどの新興経済国の環境大臣等及び、その他国際機関等が出席し、日本からは寺田地球環境審議官が代表として参加した。今回の会合では、「グリーン成長の普及」をテーマに、6月の国連持続可能な開発会議（リオ+20）へOECDからインプットを予定しているグリーン成長戦略をはじめ、環境アウトルック2050、環境政策と科学の連動等について議論が行われ、その結果がポリシーステートメントとして取りまとめられた。同ポリシーステートメントでは、グリーン成長は、持続可能な開発に関する多くの目標を達成するための実用的な手段であり、その目的はリオ+20会議の主要テーマの1つである「持続可能な開発と貧困削減の文脈におけるグリーン経済」に沿ったものであることに留意するとしている。