富山県、「リデュース・リユース(2R)活動事例集[事業所編]」を公表
発表日:2012.04.25
富山県は、「リデュース・リユース(2R)活動事例集[事業所編]」をとりまとめ、公表した。同県では、循環型社会づくりの取組みの一環として、リデュース(ごみの発生抑制)及びリユース(再使用)の「2R活動」を推進している。今回、県内の約2,000事業所を対象に実施した2R取組状況実態調査の結果のうち、特徴的な取組みを事例集としてとりまとめた。主な取組事例として、1)小売業(総合スーパー):廃棄物を分別して各々を毎日計量・データ管理し、廃棄物処理経費を「見える化」することで、廃棄物の18%削減を達成、2)飲食業・宿泊業(レストラン):バイキングの「取り皿」をマス目状に仕切られたかたちに改良することで、食べ残しによる生ごみの64%削減を達成、3)事業所・オフィス:書類等の電子化(PDF等)、会議資料のスクリーン投影化により、個人の配布書類を減らし、紙ごみ50%削減を達成、をあげている。また、事業所において、2Rの取組みを推進する際の参考になるよう、取組項目のチェックリストを作成した。同県では、同事例集をきっかけとして、事業所の2R活動の推進を図っていくという。