中部電力(株)、変圧器リサイクルセンターを運用開始
発表日:2008.05.20
中部電力(株)は、平成17年4月より建設を進めていた変圧器リサイクルセンターの運用を平成20年5月20日に開始したと発表した。同社では、平成元年に、使用している柱上変圧器内の一部の絶縁油に極微量(~数十ppm)のPCBが誤混入していることが判明して以来、この絶縁油(低濃度PCB絶縁油)と絶縁油を抜いた柱上変圧器本体とを、それぞれ別々に保管してきた。今回運用を開始した「変圧器リサイクルセンター」は、極微量のポリ塩化ビフェニル(PCB)が誤混入した絶縁油を使用した柱上変圧器を洗浄処理し、資源として有効に再利用することを目的とした施設。なお、低濃度PCB絶縁油については、同社「絶縁油リサイクルセンター」(名古屋市港区)において、平成17年2月より処理を実施している。今後も同社は、安全を最優先にPCB廃棄物の適正処理と再資源化に取り組んでいくという。