神戸市は、2011年度（平成23年度）神戸市役所の事務・事業からの温室効果ガス排出量を公表した。同市では、2011年2月に策定した「神戸市地球温暖化防止実行計画」に掲げる削減目標の「1990年度（平成2年度）比で、2015年度までに25%削減、2020年度（平成32年度）までに30%以上削減」に向けた取り組みを進めている。今回、2011年度における神戸市役所の事務・事業全体からの温室効果ガス総排出量は、CO2に換算して約44万5,707トンで、1990年度と比べて16.5%の削減となった。排出量の最も多い廃棄物処理事業では、ごみ処理量の減少に伴い、エネルギー起源・非エネルギー起源の温室効果ガスは、併せて2009年度比3.3%の減となった。また、下水道事業では、下水汚泥焼却施設への高温焼却処理の導入・燃料転換の実施等により、エネルギー起源・非エネルギー起源の温室効果ガスは、併せて2009年度比18.7%の削減を達成した。