本田技研工業（株）は、小型車に最適な1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステムを新たに開発したと発表した。今回開発したシステムは、新開発のエンジンに、高出力モーター内蔵の7速DCT（デュアル・クラッチ・トランスミッション）とリチウムイオン電池を組み合わせ、従来型の1モーターハイブリッドシステムに比べて、30%以上の効率向上を実現したもの。発進、低・中速クルーズ時は、クラッチでエンジンを切り離し、高効率なEV走行を実現する。また、減速時にもクラッチでエンジンを切り離し、エネルギー回生を高めることで燃費の向上に寄与する。同社では、中型車に最適な2モーターを採用したシステムや、大型車に最適な3モーターを採用して左右の駆動力を自在に制御するシステムを開発しており、今後も、ラインアップの特性に合わせて順次拡大を目指していくという。