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 微小プラスチックの海洋環境への影響に関する国際ワークショップ開催

発表日:2008.09.04


  微小プラスチックが海洋環境へ与える影響に関する、初の国際ワークショップが、2008年9月9~10日、ワシントン大学タコマ校で開催される。アメリカ、オーストラリア、日本、オランダ、イギリスから約40名の専門家が参加。大きなプラスチックゴミに比べ、研究数の少ない微小プラスチックをテーマに、世界の海洋におけるプラスチック片の状況、その環境影響や地球規模の汚染物質の循環への影響といった問題を取り上げる。また、プラスチックが汚染物質を濃縮する可能性や、これを摂取した海洋生物への被害について懸念が高まる中、PCB(ポリ塩化ビフェニル)等の残留性有機汚染物質と微小プラスチックの関連性についても議論する。アメリカ海洋大気庁(NOAA)のバムフォード博士は、「市民の間で高まっている微小プラスチックへの関心や懸念を共有し、科学者と協力して知見を集めることで、この緊急課題への包括的な対応が可能になる」と期待を示している。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 ごみ・リサイクル 健康・化学物質
キーワード
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