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 気候変動会議の技術専門家会合、再生可能エネルギーの大量導入で気温上昇を2℃に抑える目標は達成可能と指摘

発表日:2015.06.03


  ボン気候変動会議の中で行われた「再生可能エネルギーに関する専門家会合」で、専門家らは、再生可能エネルギーを迅速かつ大量に増やせば、気温上昇を2℃未満に抑える目標は達成可能だと指摘した。「持続可能な開発と国際関係研究所(IDDRI)」の代表者は、「世界のエネルギーシステムの大幅な炭素削減は技術的にも経済的にも実現可能だが、適切な気候行動がなければこの目標はまもなく達成できなくなる」とした。「国際再生可能エネルギー機関(IRENA)」の代表者は、2030年までに世界の再生可能エネルギー供給量を2倍に増やせば8.6ギガトンのCO2が削減できる。エネルギー効率の向上による削減7.3ギガトンと合わせると、世界の平均大気中CO2濃度を450ppm以内に抑えることが可能で、2℃の目標が達成できる」と指摘、再生可能エネルギーは、技術と政策の進展によって予想を上回るペースで普及しているので、不可能なことではないとしている。IRENA、IDDRIとも、そのためには資金の確保が最も重要だと述べた。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 気候変動枠組条約 | CO2排出量 | UNFCCC | IRENA | 気温上昇 | 国際再生可能エネルギー機関
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