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 アメリカ再生可能エネルギー研究所、ICT産業で再生可能エネルギー電力の利用が大幅成長と報告

発表日:2015.08.20


  アメリカ再生可能エネルギー研究所(NREL)は、アメリカ国内の情報通信技術(ICT)業界における再生可能エネルギーによる電力の購入率が大幅に増加しているとする、初の分析結果を報告した。この報告書では、アメリカ環境保護庁のグリーン電力パートナーシップ等に報告された113企業のデータを分析し、アップルやフェイスブック、グーグル等主要IT企業の事例も掲載している。分析によると、2014年の113企業の電力使用量は5900万MWh強で、アメリカの総消費量の1.5%を占めたが、このうち再生可能エネルギーに由来する電力は830MWh(14%)だった。これが、2020年までに1850万~3700MWhに達する見込みだという。先進的なICT企業20社は再生可能エネルギー電力使用率の目標を設定しており、経済的インセンティブやCSRの観点から使用率はさらに増加すると予想される。また、20年間の電力購入契約等、長期的に購入を約束する企業の増加で、データーセンター近隣での再生可能エネルギー発電所の新設が増えるという。

情報源 アメリカ再生可能エネルギー研究所(NREL) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ再生可能エネルギー研究所(NREL)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | グリーン電力 | 情報通信技術 | 電力使用量 | NREL | アメリカ再生可能エネルギー研究
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