ドイツ連邦環境省(BMU)は、昆虫とその多様性を守るための実践的プロジェクトを募集し、助成対象に選ばれた最初の3件のプロジェクトを発表した。プロジェクトは、1)文化的景観における昆虫保護対策を策定・実行(支援額は約650万ユーロ)、2)ドイツ最大級の草地帯における、昆虫に配慮した農法を地元農家の普及啓発・協働と施策の経済的実行可能性を焦点に開発・実行(同250万ユーロ)、3)希少なカメムシの生態を研究し持続可能な保護コンセプトを作成(同75万ユーロ)するものである。今回の募集には約100件のプロジェクト案が申請された。今回の3件に加え、今年中にさらに25件のプロジェクトが選ばれる予定である。シュルツェ連邦環境大臣は、2019年9月に昆虫保護行動計画が閣議決定されて連邦政府の役割が明確になり、同行動計画の実行は進んでいるとしながらも、社会全体の支援が必要だと指摘。今回の3件のプロジェクトは、昆虫保護を実践においてどのように進めるかを示すものだとしている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | ドイツ連邦環境省 | 昆虫 | 多様性 | 昆虫保護 | 昆虫保護行動計画 | 実践的プロジェクト | 文化的景観における昆虫保護対策を策定・実行 | ドイツ最大級の草地帯における、昆虫に配慮した農法を地元農家の普及啓発・協働と施策の経済的実行可能性を焦点に開発・実行 | 希少なカメムシの生態を研究し持続可能な保護コンセプトを作成 |
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