ドイツ連邦環境省(BMU)によると、ドイツ鳥類学会(DO-G)は、農地性鳥類種の減少が加速していると報告した。昆虫の減少が一因だという。DO-G専門家グループ「農地における鳥類」による分析は、BMUがEUに提出した鳥類保護レポート2019の最新データを参考にして行われた。2013年と2019年の鳥類保護レポートの短期的傾向を比較すると、減少した又は劇的に減少した農地性鳥類種は55%から68%に増えており、増加した種はわずかである。これは農地性鳥類の生存状況が一段と悪化していることを意味し、特に影響を受けている種はヤマウズラ(1992年比で個体数89%減)、タゲリ(88%減)、ヒバリ(45%減)などである。昆虫保護行動計画により、連邦政府はすでに農地の昆虫保護に関する指針を定めている。行動計画では農業関係者を含む関係分野の代表者による円卓会議についても定めており、定期的に行動計画の進捗状況や対策の実施状況を話し合うことになっている。第一回は2019年11月に開催される。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | ドイツ連邦環境省 | 昆虫 | 昆虫保護 | 昆虫保護行動計画 | ドイツ鳥類学会 | 農地性鳥類種 | 農地における鳥類 | 鳥類保護 |
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